河井寛次郎記念館開館40周年記念
陶祖800年祭記念
瀬戸市制施行84周年記念
瀬戸市美術館特別企画展
「河井寛次郎の陶芸-科学者の眼と詩人の心-」展
河井寛次郎は、日本近現代陶芸界に大きな足跡を残した当時を代表する陶芸作家です。
河井寛次郎は、明治23年(1890)、島根県能義郡安来町(現:安来市)に生まれ、大正3年(1914)に東京高等工業学校窯業科を卒業後、京都市立陶磁器試験場に勤務し、作陶の技術、特に釉薬の研究などを行っていきました。そして大正9年(1920)頃には京都五条坂に「鐘渓窯」を築き、本格的に作陶活動を開始しました。寛次郎は当初、中国や朝鮮の古陶磁の研究を踏まえた高い技術による作品を制作していましたが、柳宗悦や濱田庄司と共に民藝運動に携わってからは、用を意識しながらも力強い作品を、そして晩年には個性的で自由奔放な作品を制作していきました。
今回の展覧会では、ひたすら美を追求するため、重要無形文化財保持者(人間国宝)や文化勲章の推薦を断り、一陶工として生涯を終えた河井寛次郎陶芸の全貌を、その原点としての化学的な研究から生み出された作品から、河井の哲学や人生観をも表現していくことになる晩年の作品まで一堂に展示します。
また、本年は、昭和12年(1937)に自らの設計により建築した住居兼工房を、寛次郎の没後に一般公開された河井寛次郎記念館が開館40周年となることから、本展はその記念展でもあります。館内では寛次郎によって制作あるいはデザインされた陶器や木彫作品、家具・調度類が展示してあり、寛次郎の世界観を今に伝えています。この記念館を紹介展示するコーナーも設けます。
本展により、河井寛次郎が目指した陶芸の真髄を間近でご覧いただくことで、河井寛次郎の美の魅力を感じていただければと思います。
※初日は11時開館
高大生:300円(240円:20名以上の団体)
※中学生以下、妊婦、65歳以上の方、身障者手帳をお持ちの方は無料
講師:諸山正則氏(東京国立近代美術館主任研究員)
日時:平成25年10月14日(月・祝) 午後1時~午後3時
場所:瀬戸市文化センター文化交流館22会議室
※事前申し込み不要、参加費無料
鷺珠江氏(寛次郎の孫)所蔵の寛次郎作の茶碗でお茶を飲みながら、
鷺氏による寛次郎に関するお話があります。
日時:
平成25年10月13日(日) 午後1時~
平成25年10月13日(日) 午後3時30分~
平成25年10月14日(月・祝) 午前10時~
平成25年10月14日(月・祝) 午後3時~
場所:瀬戸市文化センター文化交流館12会議室
定員:各回10名
料金:2,000円
お申し込み方法:
往復ハガキにより瀬戸市美術館あてにお申し込みください
(9月20日(金)必着)。
応募多数の場合は抽選とさせて頂きます(先着順ではございません)。
お申し込みは、往復ハガキ「往信」に、
(1) 参加希望日時(第1希望)
(2) 参加希望日時(第2希望)
(3) お名前(フリガナ)
(4) 郵便番号・ご住所
(5) 電話番号
をご記入ください。
往復ハガキ「返信」には、お申し込みされる方の
ご住所、お名前をご記入ください。
※往復ハガキ1枚にて1名の申し込みとなります。
寛次郎氏の孫である鷺氏による作品解説
講師:鷺珠江氏(河井寛次郎記念館学芸員)
日時:平成25年10月5日(土) 午後1時30分~
場所:美術館展示室
※事前申し込み不要、要入館料
濱田庄司氏の孫である濱田氏による解説
講師:濱田琢司氏(南山大学人文学部日本文化学科准教授)
日時:平成25年10月30日(水) 午後2時~
場所:美術館展示室
※事前申し込み不要、要入館料
当館学芸員による作品解説
日時:平成25年10月20日(日) 午後1時30分~
平成25年11月9日(土) 午後1時30分~
場所:美術館展示室
※事前申し込み不要、要入館料
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