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企画展「陶磁器図案家 馬淵利貞―昭和初期の産業デザイン―」

 

企画展「陶磁器図案家 馬淵利貞―昭和初期の産業デザイン―」

戦前には愛知県商品陳列所や瀬戸試験場で、戦後は民間で陶磁器図案家として活躍した馬淵利貞の図案・試作品を展示しながら、当時の様相を紹介します。

名  称 企画展「陶磁器図案家 馬淵利貞―昭和初期の産業デザイン―」
会  場 瀬戸蔵ミュージアム内蔵特別展示室
日  程 2017年02月04日(土) ~ 2017年05月07日(日)
時  間 9:00~18:00(入館は17:30まで)
料  金 一般:500円、65歳以上・高校生・大学生:300円、中学生以下・妊婦・障害者手帳をお持ちの方:無料
ご案内 1 馬淵利貞氏は明治26年(1893)に愛知県名古屋市で生まれ、明治45年(1912)3月に愛知県立工業学校図案科を卒業し、その年の12月から岐阜県の織物問屋の意匠部に勤務しました。その後大正8年(1919)3月から昭和5年(1930)11月まで愛知県商品陳列館に勤務しました。同所を退職後は、昭和7年(1932)3月まで愛知県窯業学校の教師を勤め、同年4月から瀬戸市立窯業試験所(昭和8年(1933)からは国立陶磁器試験所瀬戸試験場)にデザイナーとして勤務し、昭和24年(1949)まで在籍しました。この試験所時代には小森忍や長江明治を始めとした瀬戸の陶芸作家らとも交流を深めていました。戦後は陶磁器デザイナーとして独立し、松風陶器や三重琺瑯、瀬戸の光和陶器など10社以上でノベルティ(陶磁器製人形・置物)のデザインを手がけ、昭和49年(1974)に永眠しました。このように馬淵氏の生涯は陶磁器デザインとともに歩んだものでした。
 このたび、馬淵氏のご遺族のご厚意により、馬淵氏が生前に制作したデザイン画やスケッチ、試験所時代の試作品など貴重な資料をご寄贈いただきました。これら資料群は、戦前の瀬戸の陶磁器デザインを知るうえで大変貴重なものであるとともに馬淵氏のデザインにかけた情熱を感じることができます。今回は同時代の瀬戸試験場の試作品や交流のあった作家の作品なども展示し、戦前の瀬戸のやきものを俯瞰していただこうとするものです。
ご案内 2 茶碗、和洋皿、喫煙具、ビスケットボックス、花器、図案、スケッチ画など
ご案内 3 休館日:2月27日(月)、3月27日(月)、4月24日(月)
問合せ先 ℡0561-97-1190
メールアドレス setoguramuse@city.seto.lg.jp