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企画展「新出土品展  東印所A窯跡とその周辺―古瀬戸前期の窯業生産―」

 

新出土品展
東印所A窯跡とその周辺―古瀬戸前期の窯業生産―

12世紀末葉からはじまった古瀬戸生産は、15世紀後葉にいたる、およそ300年間生産され、大きく分けて前期・中期・後期の3期に区分されています。今回は、東印所A窯跡の発掘成果を中心に古瀬戸前期の様相を紹介します。

名  称 企画展「新出土品展  東印所A窯跡とその周辺―古瀬戸前期の窯業生産―」
会  場 瀬戸蔵ミュージアム内蔵特別展示室
日  程 2017年05月13日(土) ~ 2017年07月23日(日)
時  間 9:00~18:00(入館は17:30まで)
料  金 一般:500円、65歳以上・高校生・大学生:300円、中学生以下・妊婦・障害者手帳をお持ちの方:無料
ご案内 1 瀬戸市は、やきものの街として知られています。これは、陶芸に携わってきた人たちが長い年月にわたり創意工夫を積み重ね、後世につないできた努力の賜物です。このようにして「瀬戸焼」は確立してきたのです。そのルーツとされるものとして、「古瀬戸」があります。「古瀬戸」は、鎌倉時代初頭に焼成が開始された、釉薬のかかった陶器です。中世に作られた国産陶器の中で唯一の施釉陶器とされ、高級品として全国に流通し、上流階級を中心に重宝されました。
「新出土品展―東印所A窯跡とその周辺―」と題する本展覧会では、平成24年度に発掘調査が行われた「東印所(ひがしいんぞ)A窯跡」(瀬戸市東印所町)の他、近隣の「紺屋田(こんやだ)A窯跡」(瀬戸市紺屋田町)、その北側の尾根を越えた所にある「数成口(かずなりぐち)1・2号窯」(瀬戸市暁町)の合わせて3か所の窯跡を取り上げました。
「東印所A窯跡」が構築された時期は、「古瀬戸」成立から半世紀が経過した13世紀中葉で、「古瀬戸前期」と呼ばれる期間の中ほどに当たり、同じ頃に操業した、他2つの窯を同じく展示することで13世紀ごろの古瀬戸製品の変遷を皆様にお伝えいたします。
ご案内 2 東印所A窯跡出土の四耳壺や瓶子、線彫りで絵が描かれた片口鉢のほか、同じ頃の紺屋田A窯跡、数成口1・2号窯から出土した古瀬戸・山茶碗など約160点。
ご案内 3 休館日:5月22日(月)、6月26日(月)
問合せ先 ℡0561-97-1190
メールアドレス setoguramuse@city.seto.lg.jp