瀬戸市無形文化財保持者認定記念
平成20年5月9日付けで、瀬戸市無形文化財として
「陶芸 御深井」(保持者:加藤唐三郎)が、
そして平成22年6月18日付けで、「陶芸 練り込み」(保持者:水野教雄)と
「有線七宝」(保持者:柴田明)が指定されました。
加藤唐三郎先生は、江戸時代に尾張藩の御窯屋であった
「加藤唐三郎」家の次男として生まれました。
先生は、御窯屋としての唐三郎窯伝統技術である「御深井」に
新しい現代の息吹を取り入れた新しい作品を制作されています。
柴田明先生は、愛知県瀬戸窯業高等学校で学ばれた後、株式会社安藤七宝店に
入社され、以後50年にわたり七宝作品を制作されています。
先生の七宝作品の殆どは、尾張近代七宝の流れを汲む有線七宝で、
伝統的な技法に、現代的な作風を取り入れた作品は高く評価されています。
水野教雄先生は、瀬戸市指定無形文化財「陶芸 練り込み」の
保持者であった初代水野双鶴先生の次男として生まれました。
先生は、先代の仕事を手伝うことで練り込みの魅力に触れ、練り込みならではの
表現方法を模索し、新たな練り込み表現の作品を制作されています。
今回の展覧会は、先生方が無形文化財保持者に認定されたことを記念して
開催するものです。無形文化財保持者の技の世界を、各先生の代表作約40点を
展示することで、瀬戸の伝統の奥深さをご理解いただくとともに、
先生方の陶芸に対する情熱を見ていただければと思います。
高大生:200円(160円:20名以上の団体)
中学生以下、心身障害者、妊婦、65歳以上の方は無料
加藤唐三郎・ ・ ・10~15点
柴田 明・ ・ ・ ・ 10~15点
水野教雄・ ・ ・ ・10~15点 合計約40点
財団法人瀬戸市文化振興財団、瀬戸市
8月10日(火)、9月14日(火)
出品作家によるギャラリートーク
8月21日(土)の午後1時30分から (参加費無料、要入館料)
学芸員 服部文孝、松平万里佳、森悦子
〒489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3 瀬戸市文化センター内
TEL 0561-84-1093 FAX 0561-85-0415