INFORMATION (財団からのお知らせ)

瀬戸作陶会の陶芸 -加藤菁山を中心に-

 

瀬戸市制施行79周年記念 

瀬戸市美術館では、特別企画展を、瀬戸市の市制記念日である10月1日に合わせて開催しています。今年は、瀬戸市の陶芸発展に多大な寄与をした「瀬戸作陶会」の展覧会を開催します。
瀬戸のやきものの歴史は千年以上ありますが、陶芸的な考えが確立してきたのは大正時代以降です。瀬戸における陶芸家団体の魁と言える「瀬戸作陶会」は、美術に憧れを持つ瀬戸在住の若手陶芸家たちによって、昭和4年(1929)に陶芸の研究団体である「土の風景社」が組織されたものがその前身となります。そして、昭和7年(1932)に作陶会と名称を改称し、藤井達吉翁の指導により、瀬戸の伝統技術の研鑽に努めながら、同年4月には、東京において展覧会を開催するなど、活発な活動を展開していきます。

こうして、同時期に活動していた「春陶会」とともに、瀬戸陶芸の発展に大きく寄与していきました。また、昭和11年(1936)には、作陶会と春陶会などが統合して「瀬戸陶芸協会」が設立され、この協会は現在もなお活動しています。
今回の展覧会は、瀬戸市制施行79周年を記念して開催するもので、昭和初期から昭和30年代にかけて制作された、加藤菁山を中心とした作陶会会員の作品を一堂に展示します。

本展覧会により、瀬戸陶芸の発展を牽引していった陶芸家たちの思いや、そのパワーなどを感じていただき、昭和前期の瀬戸陶芸界の状況をご理解いただければと思います。加えて、本展が瀬戸の陶芸の更なる発展に寄与できればと思います。

名  称 瀬戸作陶会の陶芸 -加藤菁山を中心に-
会  場 瀬戸市美術館
日  程 2008年10月01日(水) ~ 2008年11月24日(月)
時  間 9時~17時(入館は16時30分まで)、初日は11時開館
料  金 大人:300円(240円:20名以上の団体)
高大生:200円(160円:20名以上の団体)
中学生以下、心身障害者、妊婦、65歳以上の方は無料
ご案内 1 【展示作家】
加藤菁山、河本礫亭、加藤春二、大江文象、亀井清市
加藤滝川、加藤偉三、長江明治、加藤鏡一、水野寿山
水野双鶴、鈴木八郎、栗木伎茶夫、加藤英一
ご案内 2 【展示点数】
陶芸作品約60点、作陶会に関する資料など
ご案内 3 【主催】
財団法人瀬戸市文化振興財団、瀬戸市
ご案内 4 【助成】
財団法人せとしん地域振興協力基金
ご案内 5 【休館日】
10月14日(火)、11月11日(火)
問合せ先 瀬戸市美術館
〒489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3瀬戸市文化センター内
TEL 0561-84-1093 FAX 0561-85-0415
メールアドレス art@city.seto.lg.jp