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企画展 新出土品展 中世赤津の窯跡―門前B窯跡と音玄窯跡を中心に―

 

企画展 新出土品展 中世赤津の窯跡―門前B窯跡と音玄(おとげ)窯跡を中心に―

2か所の窯跡の発掘成果と共に、14世紀から15世紀の赤津でつくられたやきものの流れを紹介します。

名  称 企画展 新出土品展 中世赤津の窯跡―門前B窯跡と音玄窯跡を中心に―
会  場 瀬戸蔵ミュージアム内蔵特別展示室
日  程 2016年07月16日(土) ~ 2016年09月11日(日)
時  間 9:00~18:00(入館は17:30まで)
料  金 一般:500円、65歳以上・高校生・大学生:300円、中学生以下・妊婦・障害者手帳をお持ちの方:無料
ご案内 1 公益財団法人瀬戸市文化振興財団は、その前身である財団法人瀬戸市埋蔵文化財センターの設立から25年目を迎えることができ、これまでに様々な時代に営まれた遺跡や窯跡の発掘調査を実施してきました。対象となった遺跡や窯跡の多くは、開発により滅失しましたが、調査の全容と成果をまとめた発掘調査報告書からその内容を知ることができます。
本企画展は、近年発掘調査を実施した遺跡や窯跡を対象とし、出土遺物や調査状況を撮影した写真などから調査成果の紹介を目的として毎年開催しています。今回紹介する門前B窯跡と音玄窯跡は、東海環状自動車道・せと赤津ICの南側丘陵に立地し、平成19年度に開発に伴う発掘調査を実施しました。いずれも赤津区の窯跡で、中世瀬戸焼の特徴とする無釉の碗・皿類である「山茶碗」と施釉陶器である「古瀬戸」を生産した窯炉を備えていました。
 門前B窯跡では、5基の窯体(1~5号窯)と構築途中の窯体1基(6号窯)、前庭部、灰原、工房跡、炭焼窯などが検出され、13世紀から14世紀の山茶碗焼成窯における基本構造を概観することができました。一方、音玄窯跡は、2基の窯体(1・2号窯)と構築途中の窯体1基(3号窯)、前庭部、灰原などが検出され、それぞれ13世紀の山茶碗と15世紀の古瀬戸の生産が明らかになりました。なかでも、古瀬戸の生産では、廃棄されていた窯体を補修・改修して窯炉とした特殊な事例であり、生産された古瀬戸製品は編年研究の基礎となる良好な資料となりました。また、中世赤津区の窯業に注目すれば、瀬戸焼の中で最も華やかな時代と評されてきた古瀬戸中期様式の代表的な窯跡が報告されています。そこで、本企画展では、「中世赤津の窯跡」を総合テーマとして、本地区で最も生産が活発になった古瀬戸中期から後期の生産内容の変遷も併せて紹介し、中世瀬戸窯における山茶碗及び古瀬戸の生産内容の一端をわかりやすくご覧いただけます。
ご案内 2 13世紀から14世紀頃の無釉のやきもの「山茶碗」や施釉陶器「古瀬戸」など約149件。
山茶碗を焼成した窖窯の一部をほぼ実寸で復元した展示や、200点近く出土した「入子」などは必見です。
ご案内 3 休館日:7月25日(月)・8月22日(月)
ご案内 4 体験講座 夏休み自由研究「わくわくドキドキ 親子で考古学チャレンジ!!」
【内容】700年前のやきものにふれてみたり、拓本(たくほん)で古瀬戸の文様をうつしてしおりをつくります。
【日時】 8月20日(土)午後1時~午後2時30分頃まで
【場所】 瀬戸蔵ミュージアム内 窯垣広場
【参加費】 無料(要入館料。※ただし参加者の大人1名分は入館無料)
※中学生以下は入館無料。持ち物等不要。
【対象】 小学生とその保護者
【定員】 10組
【申込方法】 はがきに①住所②お子様と保護者の氏名③電話番号④参加人数⑤お子様の年齢をご記入の上、ご応募ください。参加者多数の場合は、抽選となります。
【申込先】 〒489-0813瀬戸市蔵所町1-1 瀬戸蔵ミュージアム 体験講座 宛
【締切】 8月5日(金)必着。※抽選結果は8月8日(月)に発送。
ご案内 5 体験講座 せとでん車両ペーパークラフト
【内容】 画用紙を切り抜き、のりで貼り合せてせとでんの車両を作ります。
【日時】 8月12日(金)~14日(日) 午後1時~3時
【定員】 20名(先着順)
【場所】 瀬戸蔵ミュージアム内 窯垣広場
【参加費】 無料(要入館料)
問合せ先 ℡0561-97-1190
メールアドレス setoguramuse@city.seto.lg.jp