INFORMATION (財団からのお知らせ)
日本一の高さを誇る陶碑(陶祖碑)の建つ陶祖公園では、陶祖800年祭を契機に発掘調査が行われ、同公園内では古くから幾度も窯が築かれてきたことが分かってきました。本展では、出土した古瀬戸製品、大窯製品、江戸後期の登窯製品を紹介します。
平成24年度から平成26年度まで開催した「陶祖800年祭」を契機として、陶祖公園内の整備が行われ、その一環として公園内の窯跡の発掘調査を行いました。その結果、「夕日窯跡」が戦国時代に、「夕日4号窯跡」と「夕日5号窯跡」が江戸時代後期に稼働した窯であることが明らかとなりました。このように、陶祖公園では、多くの窯が築かれており、陶祖碑が建てられるのにふさわしい場所であったといえます。
今回の企画展は「陶祖公園は窯ざかり」と題して、古くから幾度も築かれた同公園の窯を紹介します。ぜひ本展覧会で、これらの調査によって分かったことを、出土した陶磁器を通してみていただきたいと思います。