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企画展「本業の技-近世瀬戸村の名工たち」

 

企画展「本業の技-近世瀬戸村の名工たち」

近世の瀬戸村では18世紀頃、バラエティー豊かな陶器(本業)の食器類が盛んに生み出され、ここで蓄積されたエネルギーはやがて磁器(新製)の創始へとつながります。本展では、こうした時代の中、瀬戸村で活躍していく、本業の名工たちの作品を展示紹介します。

名  称 企画展「本業の技-近世瀬戸村の名工たち」
会  場 瀬戸蔵ミュージアム内 企画展示室
日  程 2022年01月15日(土) ~ 2022年04月10日(日)
時  間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
料  金 一般520円、65歳以上・高大生310円、中学生以下・障害者手帳をお持ちの方・妊婦無料(20名以上は団体割引あり)
年間パスポート 一般 1,570円、65歳以上・高大生 940円
ご案内 1 瀬戸は陶器と磁器の両方を生産している全国的に見ても稀有なやきもの産地です。この特性から、瀬戸においては陶器づくりを「本業(焼)」、陶器よりも遅れて生産を開始した磁器づくりを「新製(焼)」と呼び分けています。
江戸時代の瀬戸のやきものづくりは、新しい技術の導入や尾張藩の積極的な保護政策により進展を見せる時期です。現在の瀬戸市域で江戸時代を通してやきもの生産を行ったのは瀬戸・赤津・下品野の3か村で、江戸時代中期以降は村ごとに特色のある器種の日用品を量産していきます。17世紀後半頃には釉薬や絵付などに新しい意匠を取り入れた作品が見られるようになり、18世紀初めの瀬戸村の春琳を皮切りに作者の銘を入れた作品が登場し、19世紀初頭の「新製」が登場する前後から幕末にかけて瀬戸村の春丹・春宇、赤津村の春岱、下品野村の品吉・春花など名工と呼ばれる人々が活躍する時代を迎えます。これら作品が生み出された背景には茶の湯を始めとしたさまざまな文化が盛行した城下町名古屋の影響があったものと考えられます。
元々「本業」という言葉は新製が登場した以降の陶器を指しますが、名工たちによる技術的な系譜は「新製」以前から続いていることから今回の企画展では、それらの時代の作品も含めて「本業」として展示をします。近世瀬戸村の名工の手による当時のトップレベルの「本業の技」が凝縮された作品をご覧いただき、瀬戸のやきものの魅力を感じていただければ幸いです。
ご案内 2 主な展示内容 緑釉獅子覗き台鉢(春暁作)、鵜の斑釉獅子香炉(春丹作)、志野兎形屏風押え(春宇作)、灰釉藁苞形菓子鉢(三代勘六作)、織部手鉢(二代喜平治作)など
ご案内 3 休館日:1月24日(月)、2月28日(月)、3月28日(月)
問合せ先 ℡0561-97-1190
メールアドレス setoguramuse@city.seto.lg.jp