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アーカイヴ 2006-2007 >> PartUクリスティーヌ・ワックスヴァイラー

Christine WAXWEILER (フランス)
クリスティーヌ・ワックスヴァイラー
滞在期間:2007年1月9日〜2月28日
アールヌーヴォー発祥の地、ナンシーで美術を学び、画家、陶芸家として活動している。ファイアンスを多層に重ね、金彩や上絵付を施す。備前焼の研修を受けた経験も持ち、国際交流に積極的である。
▽画像をクリックすると瀬戸で制作した他の作品をご覧頂けます▽
Begining of Spring and Buttercup
早朝とキンポウゲ
経歴
1959年生まれ
 
1979年 ナンシー美術学校卒業(フランス)
2002年 備前焼の研修を受ける(青垣、岡山)

展覧会
2004年 パリの国際見本市「メゾン&オブジェ」
セラミックマーケットに参加(エルベンニャック、ゴッチェ、モントゥボン、何れもフランス)
Furth(ドイツ)で展覧会、ギャラリーグレース(神戸)で展覧会
百貨店香林坊大和(金沢)で展覧会
2005年 パリの国際見本市「メゾン&オブジェ」
大阪で展覧会
ギャラリーアナガマ(サンジャマオンレ、フランス)で展覧会
日・EU 市民交流年の一環としてチュイラリードゥプーリニー陶芸センターにて秋山省山氏(備前)と陶芸交流を企画・実施(シェニェ、フランス)
2006年 パリの国際見本市「メゾン&オブジェ」
日・EU 市民交流年の一環としてチュイラリードゥプーリニー陶芸センターにて秋山省山氏、フレデリック・ヒルバンガ氏(ブルキナファソ)と陶芸交流を企画・実施(シェニェ、フランス)
作者のことば

日本訪問はこれでもう5回目となります。時間の経過は実に早いものです。楽しかった記憶を紐といていくと、初めて日本を訪問したときの私は、不思議なことへの驚きでいっぱいで、まるで小さな女の子のようであったことを思い出します。

日本文化のあらゆる魅力を前に、私の世界観は大きく広がりました。私は色々なものに興味を示し、情報を模索するのではなく、感情、気持ちの面で大きな衝撃をうけました。

数年が経過した今でも、このときの感情はいつも私のなかに存在します。私は常に、日本文化の繊細さに、感銘をうけます。そうした心情の中、この瀬戸国際セラミック&ガラスアート交流プログラムに参加できたことは本当に嬉しいことでした。人々に自分の作品をお見せし、説明し、作品についてコミュニケーションを取るという時間は、この上ない幸せなものでした。期間中、私はたくさんのチャンスに恵まれました。私との関わりにおいて、周囲の皆さんが示してくださった理解、寛大な心に、心から感謝しています。

ああ、滞在中に皆さんがどれだけ忍耐強く、寛大な心で私に接してくださったことでしょう。組織全体にお礼申し上げます。非のうちどころの対応でした。

瀬戸市長増岡錦也様、瀬戸市文化センター所長、新世紀工芸館所長をはじめとし、この交流プログラムに関わったすべての皆様にお礼申し上げます。私が過ごした皆さんとの素晴らしい時間、忘れることはないでしょう。皆さんからのあたたかな気持ち、その他私が感じたことのすべては、次の制作活動へ反映されることでしょう。

短い期間ではありましたが、この交流プログラムに参加し、瀬戸陶芸のノウハウを知ることができ大変嬉しかったです。私の願いはただひとつ。今後も瀬戸市の皆さんとのつながりを大切にし、また皆さんとお会いすること、そのためにもこの交流プログラムが永く継続されることです。

アートと陶芸は共通した言語をもち、同じ道筋をたどっています。芸術家も同じように情熱をもっています。私はこの考えが維持され、やがては幸せなものへとなっていくことを願っています。

最後に陶芸の魔法のような時間と、皆さんとともにした時間に感謝!

クリスティーヌ・ワックスヴァイラー





Information お問い合わせ
【事務局】(公財)瀬戸市文化振興財団(瀬戸市文化センター内)
〒489-0884 瀬戸市西茨町113−3
TEL:0561-84-1093 FAX:0561-85-0415 
E-mail: seto.artistinresidence@gmail.com
http://www.seto-cul.jp/

【工房】瀬戸市新世紀工芸館
〒489-0815 瀬戸市南仲之切町81−2
TEL:0561-97-1001 FAX:0561-97-1005 
E-mail: sinseiki@gctv.ne.jp
http://seto-cul.jp/new-century/