■ ==第6回瀬戸染付伝承教室==  



第6回 瀬戸染付伝承教室

  平成12年9月25日(月)
瀬戸市文化センター ふれあいホール 3階31会議室

 第6回伝承教室01      第6回伝承教室02


『瀬戸染付‐自然描写とその技‐』
講師:加藤伸也氏



講義内容

「染付磁器」は中国・景徳鎮で14世紀中頃に創出され、日本には17世紀初頭に有田にもたらされた。瀬戸で「磁器焼造」が始まったのは19世紀初頭になるが、瀬戸は永い時を経ずその成形・絵付・焼成技術を消化し、19世紀後期になると万国博覧会に積極的に参加して国際的な評価を得て、景徳鎮・有田を凌駕し、ヨーロッパ市場へ進出していった。瀬戸は優良な原料と卓越した職人さんの技によって、景徳鎮・有田にない「自然描写」を中心にした表現で独自の「瀬戸染付」を創りあげている。講師の「瀬戸染付」への思い・所感を話した後、講師が感じている「瀬戸染付」の特色・優秀性をスライドで紹介した。