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日本人が連想する「陶芸」の域を超えたスケールの作品を制作。厳戒なフォルムと存在感はブロンズや大理石など他の素材でも発揮される。長年、陶芸技術の指導者を務めた。 |
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瀬戸で制作した
他の作品をご覧頂けます |
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Adriano
Leverone (イタリア) |
アドリアーノ・レヴェローネ |
滞在期間:平成20年1月7日〜3月1日 |
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経歴 |
1953年
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クイリアーノ(サヴォーナ州)に生まれる |
1968年 |
キアヴァーリの国立芸術院とファエンツァのG.バッラルディーニ国立芸術院に学ぶ |
1973年〜
1974年 |
カルロ・ザウリの工房で働く |
1979年〜
1986年 |
アルビソラの陶芸学校で応用技術を教える |
1986年〜
1989年 |
テラコッタの技能保持者として外務省よりエチオピア、ブラジルに派遣される |
1996年 |
アルビソラの陶芸学校校長を務める |
2000年 |
フェッラーダに工房を構える |
展覧会歴 |
1999年 |
「 ベンチュリーナ国際彫刻展」(イタリア)グランプリ受賞 |
2002年 |
「国際陶磁器フェスティバル美濃」(多治見) 銅賞受賞 |
2004年 |
「ヨーロッパ陶芸展」(アテネ)
このほか国内外で個展、展覧会に出展多数。公共施設での作品収蔵も多い。 |
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作者のことば |
この度は瀬戸国際セラミック&ガラスアート交流プログラムにお招き頂きましてありがとうございました。
陶芸の伝統と製品で世界に名を知られているこの町で仕事ができたことを嬉しく思います。この地域で活動する陶芸家の力強さと存在感は、この大切な営みの継続性を示すものです。
滞在中、様々な焼成温度が求められる地域の土や釉薬を使って、大型作品を含む作品シリーズの制作に取り組みました。
この期間の中で、長年にわたって挑戦してみたいと思っていたアイディアを実践することができました。そして私の作品に相応しい美観を与えるために、豊富な経験を活かして釉薬の技術や組成を探求しました。
工芸館での私の活動や作業は、それぞれに制作活動に励み、自分の工芸を学ぶ課程にかる若い研修生たちとは正反対であったといえます。技術や想像力を伸ばしていく中で、お互いの知識を交換したり、見せ合うことは、アーティスト・イン・レジデンスの非常に重要な側面だと思います。こうした高度な知識の交換は、世界中の様々な文化圏で長年も研究・実践された末に実現するものです。
また、私は陶器やそれを作る人、伝統技術の手腕を尊敬し続ける、全く異なる文化をつぶさに観察し、考察する機会に恵まれました。例えば、イタリアでは大量生産のものに圧されて使われなくなっているような食器類を、日本の日常生活の中に見つけることができます。
このレジデンス事業の運営に携わった職員の皆様、それぞれの活動を行いながらこのプログラムに協力された工芸館のスタッフの皆様、総ての方に深い感謝の念を表します。
感謝を込めて
アドリアーノ・レヴェローネ
2008年2月 |
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Information お問い合わせ
【事務局】(公財)瀬戸市文化振興財団(瀬戸市文化センター内)
〒489-0884 瀬戸市西茨町113−3
TEL:0561-84-1093 FAX:0561-85-0415
E-mail: seto.artistinresidence@gmail.com
http://www.seto-cul.jp/
【工房】瀬戸市新世紀工芸館
〒489-0815 瀬戸市南仲之切町81−2
TEL:0561-97-1001 FAX:0561-97-1005
E-mail: sinseiki@gctv.ne.jp
http://seto-cul.jp/new-century/
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