これまでに開催した展覧会 |
企画展 「瀬戸染付と上絵付」
会期: 2014年1月5日(日)〜3月28日(金)
場所:交流館2階 |
瀬戸は、顔料となる呉須が産出する稀少な陶産地であったことから、磁器
製品の中心は、釉薬の下に絵付を施す「染付」でした。しかし明治時代には
輸出向きの製品として、瀬戸でつくられた磁器に、横浜等の港町で上絵付を
施す業態が生まれ、色鮮やかな作品が出荷されていきます。
今回は、瀬戸染付に上絵付が施された作品などを中心に紹介しました。
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染付上絵花鳥図花瓶 加藤繁十(二代) 19世紀後期 瀬戸市蔵 |
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企画展 「情景を描く−瀬戸染付を中心に−」
会期: 2013年10月2日(水)〜12月27日(金)
場所:交流館2階
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染付とは、酸化コバルトを含む顔料「呉須(ゴス)」で、釉薬の下に絵付を施した
やきものです。今回は、物語や詩句の一節を思わせる文様が、豊かな表現力
で描き出された作品を中心に展示するとともに、世界遺産に登録された富士山
を描いた作品も紹介しました。 |
左:染付田子の浦図楕円皿 伊藤四郎左衛門作 19世紀後期〜20世紀前期 瀬戸市蔵
右:染付富士図耳付飾壺 加藤紋右衛門 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「瀬戸染付―これはなに?」
会期: 2013年7月3日(水)〜9月30日(月)
場所:交流館2階 |
夏休み期間にあわせ、さまざまな使用目的でつくられた瀬戸染付の作品を
紹介します。現代の生活では使われなくなった物、またやきものではなく
他の材質が主流となった物など、伝統に培われた技術でつくられた思い出
深い、珍しい作品の数々を紹介しました。 |
染付鳳凰唐草文茶托 加藤周兵衛作 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「川本半助・川本桝吉」
会期: 2013年4月3日(水)〜7月1日(月)
場所:交流館2階
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江戸時代に尾張藩へ製品を納めていた川本半助。その五代目として養嗣子
となり、のち独立して創業した川本桝吉。瀬戸の二つの窯屋の作品を、染付
作品を中心に紹介するとともに、上絵や釉下彩などの作品も展示し、明治時
代の瀬戸窯業の一端を紹介することを目的に開催しました。
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染付楼閣山水図四方皿 上絵金彩紫陽花図竹籠形花瓶
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企画展 「瀬戸染付でみる四季」
会期: 2013年1月5日(土)〜3月31日(日)
場所:交流館2階 |
明治時代の瀬戸染付の特徴のひとつに、花鳥風月を写実的に描く絵付技法が
あげられます。 四季折々の文様が描かれた瀬戸染付をとおし、日本の四季の
美しさを再発見していただくことを目的に開催しました。 |
染付秋草図高足大鉢 川本桝吉 明治時代前期 瀬戸市蔵
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企画展 「瀬戸染付―小物名品展染付」
会期: 2012年9月26日(水)〜12月26日(木)
場所:交流館2階 |
染付展示室は、年4回の企画展を開催し、瀬戸染付の名品を中心に紹介
しています。
今回、大きな規模の施設の展覧会では取り上げられにくい、小さな作品を集め
小さいながらも繊細な造形や絵付が施された作品を紹介しました。
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染付窓絵草花図鉢 加藤五助(四代) 明治時代前期 瀬戸市蔵
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企画展 「飾る瀬戸染付・使う瀬戸染付」
会期: 2012年6月27日(水)〜9月24日(月)
場所:交流館2階 |
見て使って愛でられてきたやきもの。今回は、飾壺や磁板等の鑑賞を主な目的
につくられた作品と、食器等の使うことを目的につくられた作品を展示し、瀬戸
染付が両面にあわせ持つ魅力を紹介しました。
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左:染付富士図耳付飾壺 加藤紋右衛門(六代) 19世紀後期 瀬戸市蔵
右:染付花唐草文水差 加藤周兵衛(二代) 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「瀬戸染付の皿―文様を楽しむ―」
会期: 2012年4月4日(水)〜6月25日(月)
場所:交流館2階 |
文様が最も鑑賞しやすい「皿」を展示しました。瀬戸染付の特徴のひとつである
写実的な絵付で描かれた草花や山水、人物図等、文様の豊かさをご覧いただき
ました。
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染付山水図大皿 川本半助(四代) 染付花文皿 高島豊十
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企画展 「瀬戸染付を彩る―上絵・七宝・漆―」
会期: 2012年1月5日(木)〜4月2日(月)
場所:交流館2階
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瀬戸は、染付の顔料となる呉須(ごす)が産出したことから、連綿と染付がつくり続けられてきました。時代ごとにさまざまな試みがなされており、染付に加えて上絵や七宝、蒔絵等が施された作品も残されています。
本展では、染付の青に加えて華やかな色をまとった作品の数々を紹介しました。
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染付蒔絵鶴図一口碗 伝川本半助(四代) 磁胎七宝七宝繋文煎茶碗 川本半助(五代)
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企画展 「瀬戸染付の名工」
会期: 2011年9月28日(水)〜12月26日(月)
場所:交流館2階
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瀬戸では、江戸時代後期に染付磁器がつくられるようになり、多くの名工を生み出してきました。たとえば、江戸時代には尾張藩の御用品を制作した名工、また明治時代には、国内外で開催された博覧会に出品し高い評価を得た名工などがいます。
本展では、こうした名工の作品を一堂に展示し、瀬戸染付の魅力を紹介しました。
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染付花鳥図風炉敷 川本治兵衛(三代) 染付山水図八角鉢 川本半助(五代) |
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企画展 せともの祭80回記念
「瀬戸染付ができるまでー磁祖民吉が広めたやきもの」
会期: 2011年6月29日(水)〜9月26日(月)
場所:交流館2階
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今年で第80回を迎えるせともの祭にあわせ、磁祖加藤民吉がもたらした技術
により急速に広まったと伝えられる、瀬戸の染付について、解説パネルやサン
プルなどを用いながら、わかりやすく紹介しました。 |
岩呉須(いわごす) 陶土採掘場 |
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企画展 「瀬戸染付に描かれた鳥たち」
会期: 2011年4月1日(金)〜6月27日(月)
場所:交流館2階
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明治時代の瀬戸染付の特徴のひとつに、写実的な自然描写が挙げられます。
愛鳥週間にあわせ、絵付師の、特徴を捉えて描き分ける技をご覧いただくとと
もに、描かれた鳥と同じ科や目の鳥を写真で紹介しました。
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染付花鶉図花瓶 新瑞園丸善製 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「瀬戸・美濃の染付」
会期: 2011年1月5日(水)〜3月28日(月)
場所:交流館2階
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明治時代を中心に制作された瀬戸と美濃の染付を並べて展示し、その類似点や
相違点を見比べながら鑑賞していただくことを目的に開催します。今回は、個人収
蔵家から借用した初出品作を含む、約20点を展示しました。
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染付芙蓉図湯呑 加藤重輔(美濃) 19世紀後期 個人蔵
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開館10周年記念企画展
「瀬戸染付研修所 修了生作品展」
会期: 2010年9月29日(水)〜12月27日(月)
場所:交流館2階および本館1階 |
瀬戸市マルチメディア伝承工芸館―瀬戸染付研修所―は、平成12年(2000)に
開館以来、瀬戸染付に関わる人材を全国より受け入れてきました。開館10周年
を記念し、これまでに瀬戸染付研修所で学んだ13名の研修生の作品を一堂に
展示し、瀬戸染付の現在と美を紹介しました。
出品者:井上 匠、大江真之、大島恵子、大谷昌拡、小形こず恵、北島里子、
小枝真人、高橋由佳、服部妙子、松村茉依、安田あゆみ、山下郁恵、
與語小津恵(五十音順)
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↑近作を中心とした約35点を展示しています。
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企画展 「瀬戸染付を探る―紀年銘からみる瀬戸染付の流れ―」
会期: 2010年6月30日(水)〜9月27日(月)
場所:交流館2階 |
制作年が記されている作品を中心に年代順に並べて展示し、その変遷をたどりま
した。あわせてマルチメディア伝承工芸館北側で発掘調査が行われた経塚山西窯
跡出土の染付製品を展示し、瀬戸染付の歴史の一端を紹介しました。
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染付新羅三郎下向図磁板 明治7年 加藤勘四郎 瀬戸市蔵 |
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企画展 「瀬戸染付の花器―華を咲かせたやきもの―」
会期: 2010年4月1日(木)〜6月28日(月)
場所:交流館2階 |
花瓶や水盤等、花を生けるための器「花器」を展示します。また、花器に描かれた花々をご覧いただき、明治時代の瀬戸染付の特徴のひとつである、身近な草花を生き生きと写実的に描き分ける絵付師達の高い絵付技術をご紹介いたしました。 |
染付花鳥図花瓶 加藤紋右衛門 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「和食を楽しむ器―瀬戸染付を中心に―」
会期: 2010年1月6日(水)〜3月29日(月)
場所:交流館2階 |
今回は、和食器として制作されたと考えられる瀬戸染付を中心に展示しました。
ガラスケース越しに見る作品は、実用品としてイメージが湧きにくいものですが、
残されている作品には実際に使用されたと思われるものも数多くあります。制作した
窯元ごとに作品を紹介する等、瀬戸染付を身近に感じていただけるよう展示しました。
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左:染付犬図徳利 川本留助 19世紀後期 瀬戸市蔵
右:染付新春図盃 加藤新三郎 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「手のひらサイズの瀬戸染付」
会期: 2009年9月30日(水)〜12月27日(日)
場所:交流館2階 |
瀬戸市制施行80周年を記念し開催しました。瀬戸は古くからやきものの街として発展してきました。今回の企画展では、明治時代を中心に制作された、小さいながらも優れた瀬戸染付約25点紹介しました。展示作品のほとんどが個人コレクターよりお借りするもので、展覧会初出品作でした。
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左:染付虫図皿 川本半助 19世紀後期 瀬戸市蔵
右:染付竹図皿 伊藤四郎左衛門 20世紀前期 瀬戸市蔵 |
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企画展 「近代の瀬戸染付―千峰園と竹鳳窯を中心に―」
会期: 2009年7月1日(水)〜9月28日(月)
場所:交流館2階 |
瀬戸市美術館で開催される「小森忍―日本陶芸の幕開け―」にあわせ、明治時代後期から昭和時代中期にかけてつくられた瀬戸染付を展示しました。
瀬戸では明治時代以降多くの染付窯屋が操業しています。近代まで操業した伊藤四郎左衛門による「千峰園」と伊藤伊平による「古陶園竹鳳窯」の作品を中心に紹介しました。
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左:染付花唐草文カップ&ソーサー 竹鳳窯作 20世紀中期 瀬戸市蔵
右:染付菖蒲文楕円皿、染付擬宝珠文楕円皿 千峰園 19世紀後期〜20世紀前期 瀬戸市蔵
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企画展 「春を感じる―瀬戸染付の華―」
会期: 2009年4月1日(水)〜6月29日(月)
場所:交流館2階 |
明治時代の瀬戸では分業によるやきもの生産が一般的に行われており、一人前の職人になるには「ロクロ十年、絵描き七年」といわれる修練が必要とされました。
染付磁器を生産した工場では、染付の重要な工程である「絵付(えつけ)」を行う職人の日当は高く、腕のよい絵付師はいくつかの工場を渡り歩きながら、その熟練した技で身近な草花を写実的に描いています。
本展では、植物の特徴をとらえ、生き生きとした線で春に咲く草花が描かれた瀬戸染付を紹介しました。
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染付藤文皿 川本利吉作 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「喫茶のうつわ―瀬戸染付を中心に―」
会期: 2009年1月5日(月)〜3月30日(月)
場所:交流館2階 |
明治時代に入ると、政府が勧める殖産興業政策のもと外貨獲得のために盛んに日本の工芸品が輸出されていくようになります。瀬戸のやきものもその一つとして盛んに輸出され、欧米諸国の食文化にあわせて、カップ&ソーサーがつくられていきます。
本展では、輸出向きに制作されたと考えられる瀬戸染付のカップやソーサーを中心に展示するとともに、日本人になじみの深い湯呑等の喫茶道具も展示しました。
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左:染付秋草図コーヒーセット 井上延年作 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「明治・大正時代の瀬戸染付名品展」
会期: 2008年10月1日(水)〜12月27日(土)
場所:交流館2階 |
江戸時代後期より盛んにつくられるようになった瀬戸の染付は、明治時代に入
ると、原料や顔料の精製や、職人の絵付技術の向上などにより、優れた瀬戸染付
がつくられるようになります。
また、大正時代に入ると、それまでの花鳥風月を中心とした絵付から、デザイン
が重視された瀬戸染付がつくられるようになります。
本展では、今日では再現が難しい、高い技術で制作された名品の数々を紹介し
ました。
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左:染付捻祥瑞文鉢 加藤紋右衛門作 19世紀後期 瀬戸市蔵
右:染付吉祥文蓋付向付 加藤周兵衛作 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「涼を呼ぶうつわ―瀬戸染付―」
会期: 2008年7月2日(水)〜9月29日(月)
場所:交流館2階
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染付の顔料である呉須を用いた青と白のコントラストが美しいやきものは、その
色が水を想起させるため涼しげな印象を与えます。
本展では、江戸時代から大正時代にかけて制作された、波や朝顔など文様が
涼を感じさせる瀬戸染付や手桶や舟など器形が涼を感じさせる瀬戸染付を中心に
紹介します。 |
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左:染付面高図湯呑 伊藤四郎左衛門作 19世紀後期〜20世紀前期 瀬戸市蔵
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企画展 「輸出された瀬戸染付」
会期: 2008年4月2日(水)〜6月30日(月)
場所:交流館2階 |
明治時代になると瀬戸染付は、海外で盛んに開催された万国博覧会に出品され、輸出されていきます。以降瀬戸では、培ってきた技術を生かしながら、当時の日本では馴染みの薄かったカップ&ソーサーなど、西洋の食卓で用いられる食器を制作しています。
本展では、輸出用につくられ、西洋の食卓を彩ったと考えられる作品を中心に
紹介します。
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左:染付花唐草文水差 加藤周兵衛(二代)作 19世紀後期 瀬戸市蔵
右:染付芙蓉図ソーサー 伊藤四郎左衛門作 19世紀後期〜20世紀前期 瀬戸市蔵
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企画展 「絵付けの美‐瀬戸染付の筆技−」
会期: 2008年1月5日(土)〜3月31日(月)
場所:交流館2階 |
江戸時代後期からつくられるようになった瀬戸の染付磁器は、付立筆(つけたてふで)と呼ばれる筆で、水墨画のような絵付けを施すことが特徴のひとつとして挙げられます。今回は、この没骨(もっこつ)技法で描かれた作品を中心に展示しました。
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左:染付楼閣山水図四方皿 川本桝吉(初代)作 19世紀後期 瀬戸市蔵
右:染付楼閣山水図花瓶 加藤繁十作 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「瀬戸染付の秋と冬」
会期: 2007年9月26日(水)〜12月26日(水)
場所:交流館2階 |
染付の文様は、顔料である呉須に含まれる酸化コバルトにより青く発色します。そのため涼しげな印象を与えますが、描かれている文様には、秋や冬を感じさせるモチーフが多く見られます。
本展では、雪景色や紅葉、菊などを描いた作品を中心に展示するとともに、器種が秋や冬を感じさせる瀬戸染付もあわせて紹介しました。
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染付栗籠図茗碗 加藤周兵衛作 19世紀後期 瀬戸市蔵
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企画展 「小さな染付名品展」
会期: 2007年7月4日(水)〜9月24日(月・祝)
場所:交流館2階 |
瀬戸市美術館で開催された「瀬戸染付の全貌展」に併せ、瀬戸染付の小さな名品を展示しました。
瀬戸の磁器生産は、加藤民吉が九州より持ち帰った技術により急速に発展したといわれています。
本展では、江戸時代後期につくられた初期の瀬戸染付や、精緻な絵付を施した明治時代の瀬戸染付のなかから、小さいながらも丁寧に仕上げられた作品の数々を紹介しました。
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左:染付草花図カップ 右:染付花蝶唐草文ソーサー 川本桝吉作 19世紀後期 瀬戸市蔵
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瀬戸染付研修所 研修生作品展
会期: 2007年7月14日(土)〜9月24日(月・祝)
場所:本館2階 |
瀬戸市美術館で開催された「瀬戸染付の全貌展」に併せ、瀬戸染付研修所研修生の作品を展示しました。
現在、、瀬戸染付研修所では、瀬戸染付の特徴のひとつである写実的に自然を描く絵付技法を取り入れながら、5名の研修生が作陶に励んでいます。
本展では、研修生の日々の研修成果を発表するとともに、修了生8名の作品も併せて展示しました。
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※写真はイメージです
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企画展 「和食器の美―瀬戸染付のうつわ―展」
会期: 2007年5月30日(水)〜7月2日(月)
場所:交流館2階 |
江戸時代後期から盛んにつくられるようになった瀬戸染付は、明治時代には大花瓶やカップ&ソーサー等の輸出向け製品とともに、国内向け製品も盛んに生産されていました。大正時代になると、洋食が一般家庭にも普及しはじめ、国内で使用する食器も次第に変化していきました。本展では、明治時代につくられた奈良茶碗や湯呑など、職人による手づくり手描きの和食器を紹介しました。
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※写真はイメージです
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「瀬戸染付研修所 研修生・修了生による“食”のうつわ展」
会期: 2007年6月2日(土)〜7月8日(日)
場所:本館2階
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瀬戸市美術館で開催中の「北大路魯山人展」に併せ、瀬戸染付研修所の研修生や修了生の作品のなかから「食」のうつわを展示しました。
瀬戸染付研修所では、染付による器を制作しており、平素から日常で使用することを念頭においた器づくりに取り組んでいます。
本展では研修生や修了生の作品を、膳や塗椀などの食と関わる道具と展示しました。身近なやきもののひとつである“染付”の魅力を再確認していただきました。
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企画展 「器の文様〜人物と山水〜」
会期:2004年1月15日(木) 〜2004年4月13日(火)
場所: 交流館2階
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染付には、素地の白さを生かし、さまざまな絵が描かれています。
“人物”や“山水”が描かれた作品には、水墨画を連想させる構図や、対象をリアルに描く繊細な筆使いなど、瀬戸を訪れた本画師の影響を強く感じさせるものが多くあります。
瀬戸の絵付師たちによって生き生きと描かれた文様をごらんいただきました。
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企画展 「ほっとひと息―茶を楽しむ器―」
会期:2003年9月11日(木) 〜2004年1月13日(火)
場所: 交流館2階
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煎茶や紅茶は、茶葉に熱い湯を注ぎ、その色、香り、味を楽しみます。そのため淹れた茶の色がわかりやすい、磁器が一般的に用いられるようになりました。
今回の展示では、江戸時代末期から昭和時代初期にかけての瀬戸でつくられた、茶を楽しむための染付の器を展示しました。
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企画展 「瀬戸染付名品展U」
会期:2003年7月10日(木)〜2003年9月9日(火)
場所: 交流館2階
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江戸時代に始まった瀬戸染付は、明治に入ると、海外で開催された万国博覧会へ積極的に出品し、写実的で繊細な絵付が高い評価を得て、盛んに海外へ輸出されるようになりました。
今回は、昨年度、瀬戸市収蔵名品展の一環として開催した「瀬戸染付名品展」に引き続き行うもので、前回未展示の明治期の名品に新収蔵品を加えた約25点を展示し、瀬戸染付の美と技術の粋をご覧頂きました。
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企画展「瀬戸の窯屋 伊藤四郎左衛門展」
会期:2003年4月17日(木) 〜2003年7月8日(火)
場所:交流館2階
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伊藤四郎左衛門は、明治時代から昭和初期まで、瀬戸の南新谷地区において操業した窯屋です。「千峰園」と号し、主に染付の食器類を生産しました。
今回の展示では、平成6年と平成10年に伊藤四郎左衛門のご親族から寄贈いただいた資料を中心とした作品を展示しました。鋳込みによる成形や転写による絵付にはない、手づくり手描きによる瀬戸染付の食器類の質の高さと、その意匠の多様性を紹介しました。
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企画展「器の文様〜唐草いろいろ〜」
会期:2003年1月30日(木)〜2003年4月15日(火)
場所:交流館2階
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瀬戸染付に描かれている唐草文は、器面全体に描かれて主題として用いられたり、口縁部や高台部に描かれて、主題を引き立たせる役割として用いられたりとさまざまな場面で用いられています。今回は前者にあたる、唐草文自体が主題として用いられた作品を中心に、約20点の作品を展示しました。
この企画展は2002年に開催した「器の文様〜身近な生きもの〜」に続く、文様シリ―ズの第二弾として開催しました。
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企画展「北新谷・南新谷の窯屋」
会期:2002年10月31日(木)〜2003年1月28日(火)
場所:交流館2階
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瀬戸市は、街の中央を流れる瀬戸川を中心に発展したやきものの街です。周囲の山から瀬戸川へと下る斜面が、登り窯に適していたため、明治時代には、瀬戸川の北側にあたる北新谷地区と、南側にあたる南新谷地区に、数多くの窯屋が工場を構えていました。
今回の展示では、平成13年4月〜6月に開催した「郷・洞・一里塚の窯屋」に続いて、明治時代の瀬戸の窯屋を紹介する企画展の第二弾として、この北新谷地区と南新谷地区の窯屋を紹介しました。
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企画展「器の文様〜身近な生きもの〜」
会期:2002年8月1日(木)〜2002年10月29日(火)
場所:交流館2階
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瀬戸染付は、器を一枚の画布に見立て、野に咲く草花や樹木、そして生きものなど身近な自然を写実的に描く絵付を特徴のひとつとしています。
今回の展示では、これら写実的に描かれた鳥をはじめ、犬や兎、蝶や魚など、身近な生きものにスポットを当ててみました。染付という青色の世界で、生き生きと描かれた生きもの達の姿をご覧頂きました。
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「瀬戸市文化センター開館20周年記念特別展
瀬戸市収蔵名品展−瀬戸染付名品展」
会期:2002年5月30日(木) 〜2002年7月30日(火)
場所:交流館2階
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瀬戸市文化センター開館20周年を記念して、瀬戸市が収蔵する美術品を一堂に展示する「瀬戸市収蔵名品展」を開催しました。
第三会場となる瀬戸市マルチメディア伝承工芸館−瀬戸染付研修所−では、「瀬戸染付名品展」と題して、瀬戸市が収蔵する江戸時代から明治時代にかけてつくられた瀬戸染付の名品の数々を展示しました。
これら瀬戸染付の名品をご覧いただき、青と白が織り成す表現の美しさと、その技術の高さに触れていただけた事と思います。また、会期中は文化センター・歴史民俗資料館・当館の3館でスタンプラリーを行いました。
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企画展 「古陶園竹鳳窯展U」
会期:2002年4月11日(木)〜2002年5月28日(火)
場所:交流館2階
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古陶園窯(ことうえんがま)は、幕末の頃、初代伊藤伊平が経塚山北斜面に登り窯を築いたことに始まり、尾張徳川家からも重用され、以降五代にわたり瀬戸の郷地区で有数の染付窯屋として操業しました。
昭和21年(1946)に五代目を継いだ当代の伊平氏は、代々続く染付窯屋の名家の当主として信望を集め、窯業界や陶芸界のみならず瀬戸を訪れた芸術家や文化人らと幅広い交流を重ねてきました。
今回は、古陶園窯歴代の製品と共に、特に縁のあった北川民次や井伏鱒二、イサム・ノグチとの交流にもスポットを当てることとしました。
幕末より脈々と受け継がれてきた染付窯屋の技術の高さと、戦前・戦後にかけての各界との幅広い交流の一端を紹介しました。
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企画展「川本桝吉展 −新収蔵資料を中心として−」
会期:2002年1月24日(木) 〜2002年4月9日(火)
場所:交流館2階
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川本桝吉家は、竒陶軒と号して瀬戸村北新谷地区で三代にわたり瀬戸の発展に貢献した瀬戸を代表する窯屋です。
桝吉家は瀬戸初の商社の設立、石膏型成形法導入のための伝習所の設立など常に瀬戸窯業界に新しい風をとり入れました。さらに瀬戸町長や瀬戸信用金庫の理事長等の要職を務め、瀬戸窯業を多方面からバックアップしました。
その作品は、明治期に盛んに開催された国内外の博覧会で常に高い評価を得ており、時代の要請にこたえ、さまざまな作品を制作しています。
今回の展示では、平成7年に瀬戸市歴史民俗資料館で開催した「川本桝吉展」以降の新収蔵品を中心に染付作品及び上絵作品などを展示しました。
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企画展「染付の花々― 器は植物図鑑 ―」
会期:2001年11月8日(木) 〜2002年1月22日(火)
場所:交流館2階
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瀬戸の磁器生産の中心は、主に呉須とよばれる青色の顔料で絵付を施した「染付」とよばれるものでした。有田の染付が中国の染付(青花)を模したり、ひいな形などの染織見本帖から題材を取り上げたりするのに対し、瀬戸では主に身近な植物を題材に取り上げ、細密で写実的な絵付を施しました。
今回の展示では、瀬戸染付に描かれた植物にスポットを当て、花々を描いた絵付師たちの技はもとより、器というキャンバスで表現された自然描写の世界をご覧頂きました。
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企画展「染付の茶器展」
会期:2001年8月23日(木)〜11月6日(火)
場所:交流館2階
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茶の湯は室町時代に始まり、当初は唐物(からもの)と呼ばれる中国渡来の茶器を用いましたが、やがて国内でつくられた茶器も用いられるようになりました。
煎茶は江戸時代に急速に広まりました。煎茶に用いられる道具は、床飾りや文房具なども含めると30種類以上になり、茶の湯に比べると大変多くなっています。また、茶の湯に比べると染付の茶器をよく用います。
今回は、江戸時代から大正時代にかけてつくられた茶を楽しむ瀬戸染付の器約30点を展示しました。茶道の世界で花開いた瀬戸染付の技術の粋をご覧頂きました。
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企画展「古陶園竹鳳展」
会期:2001年6月14日(木)〜8月21日(火)
場所:交流館2階
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伊藤伊平家は、初代伊平が幕末の頃、経塚山北斜面に登り窯を築き「古陶園」銘で尾張徳川藩の製品をつくったことに始まります。当代伊平氏が五代目にあたります
瀬戸市マルチメディア伝承工芸館―瀬戸染付研修所―の交流館は、伊藤伊平家のモロ(工場)を復元したもので、最盛期には15名程の職人が働いていました。
そこでつくられた製品は食器等の染付磁器が中心で、当館にある古窯で昭和22年から39年まで実際に焼成されていました。
今回の展示では、初代から五代までの染付磁器作品 61点を展示しました。また併せてその絵付のもととなった下絵図を展示しました。
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